メモ/
ファミリーオフィスのフィナンシャル・マネジメント・パートナーズ(FMP)は、富裕層ファミリー向け資産運用サービスの一環として、「マネーキャンプ」として、富裕層の6-11歳の子どもが週2回、資産家になるノウハウを学ばせている。「マネーキャンプ」を始めたのは3年前だという。ビール醸造会社の経営幹部やインターネット起業家、運動選手など中下位の資産家にターゲットを絞り、引退した数学教師に子ども向けカリキュラムを作成させた。
ファミリーオフィスとは富裕層ファミリーに資産管理や法律・税金面のアドバイスなど多様な専門サービスを提供する会社。資金を管理し、不動産の売買をするほか、家の使用人の雇用も手掛ける。
顧客に株の銘柄選択や税金対策をアドバイスするだけで十分という時代は終わり、近頃はもっと心をつかむようなサービスを提供することがポイントだと同氏は言う。
FMPは、「ブルームバーグ・マーケッツ」誌のマルチファミリーオフィス(複数のファミリーを顧客に持つファミリーオフィス)の成長性部門のランキングで2位(同誌9月号)。
昨年末時点で同社が管理する資産は前年比30%増の26億ドル(約2000億円)だった。1位はバージニア州のファミリーオフィス、シグネチャーで、前年比36%増の36億ドル。
ファミリーオフィス事業は規模では、「ブルームバーグ・マーケッツ」誌のトップ10のうち9つが銀行系。
ファミリーオフィスが伸びている地域の一つはアジア。
成長性部門ではHSBCプライベート・ウェルス・ソリューションズ1社を除き、他の9社は全てFMPのような中小企業。
ハーバード経営大学院のジョン・デービス氏「マルチファミリーオフィスは、この数十年間、利益を上げられるビジネスモデルを見つけようとしてきた」「サービスの量での勝負には限界があるとこれらの企業は認識している」
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