リーマン・ショック・コンフィデンシャルはニューヨーク・タイムスのトップ記者が書いたリーマン・ショックのいきさつを関係者への入念の取材により再現したノンフィクション。
藤沢数希氏は、「この本の主題はリーマンブラザーズの破綻ではない。リーマンブラザーズの破綻が引き起こした巨大な津波から金融システムと、彼ら自身―アメリカの巨大金融機関や規制・監督当局―を守るための、銀行経営者や政府高官らの人間模様こそが、この本の主題だ」と評しています。
関係者は、「取材源の秘匿を条件に、機密のメモや書類、時には会議の録音などを著者に提供した」もので、「緊迫したポーカーゲームのような際どい駆け引きが、めまぐるしい速度で進行していく。会話の一つひとつが膨大な取材に基づき忠実に再現されている」、「一流のジャーナリスト」による「すごいクオリティ」に仕上がったいるようです。
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