経済評論家の山崎元氏が特に高齢者に深く知って欲しい運用の「常識」を7つ紹介しています。
対面の金融機関の勧誘の際には心得ておきましょう。
(1) 年齢と運用方法は基本的に無関係だ。高齢者向け、若者向けといった年齢別に最適な運用商品、運用方法といったものは無い。
(2) 資金使途と運用方法も概ね無関係だ。老後資金と子供の学費は同じ運用方法でいいし、そもそもお金を分けて運用することが無意味だ。
(3) リスクを取る大きさは、運用商品の種類ではなく、リスクを取る運用商品に投資する「金額」で調節するのがいい。
(4) 運用商品を購入するかもしれない相手(銀行、証券会社、保険会社、FPなど)に運用を相談してはいけない(「無料相談」もダメ!)。
(5) 配当や分配金を使うのも、自分が持っている普通預金を取り崩すのも、同じ金額を使うなら、経済的な意味は同じ。預金がある人(たいていはあるだろうが)には「分配金のニーズ」など無い。
(6) 株式や投資信託は、お金が必要だと思えば、自分が買った値段より安く売っても全く問題無い。
(7) 同じ市場に投資するにあたって手数料がより高い商品は「それだけでダメ」。「手数料は高いが、運用は上手い」という運用商品を事前に選ぶことはできない。
出処
現代ビジネス(2015/8/27) 「分配金で暮らす」は間違い! 老後に苦しまないための 「運用7つの常識」を教えよう
金融業界の「カモ」になってはいけない
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44916
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