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2012年8月21日火曜日

産業の革新と生活を支える金融に(日経 社説・春秋)


日経の社説・春秋の2012/8/19付の記事「産業の革新と生活を支える金融に」より。

リーマン・ショック、欧州債務危機において比較的安定している日本の金融業に対し、「「ポスト・リーマン」の金融の姿をつくり上げ、世界に示す好機」と提起しています。

企業の国際展開を側面から支援するのは金融業の大切な役割であるとし、自前主義にこだわらず、海外拠点網の手薄な部分を埋めるためのM&Aを機動的に行うべきことを提示しています。

国内での金融業の大きな課題は二つと指摘しています。
一つは産業の新陳代謝を促すこと。
もう一つは、運用の力を磨くこと。

運用力を磨くには、「投資信託などを運用する資産運用会社の役割が、これまで以上に重要になる。資産運用業の歴史が浅い日本には、経験豊富な運用の専門家が少ない。人材の育成を急ぐ必要がある」としています。
「個人向け金融商品の販売方法はぜひとも改めたい。日本は証券会社などが販売手数料をあげるため、投信を短期間に次々に乗り換えさせる傾向が強い。個人が証券投資を敬遠する大きな原因にもなっている。日本証券業協会が自主規制を厳しくつくり直すなどして、悪弊をただすべき」と指摘しています。

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