「弱い日本の強い円」(佐々木融氏)、「円高の正体」(安達誠司氏)に加え、新作の「円のゆくえを問いなおす」(片岡剛士氏)。
*購買力平価とは、為替が自国と他国の物価上昇率の差によって決まること
金利平価説とは、為替が自国と他国の名目金利差と予想物価上昇率の差によって決まること
と説明されています。
これは3冊はいずれも新書であり、「これだけの良質な情報が、これだけの低コストで得られるのは、何とも贅沢でありがたい」と評価がされています。
片岡剛士氏は三菱UFJリサーチ&コンサルティング経済・社会政策部主任研究員。
片岡 剛士
筑摩書房
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片岡剛士氏は三菱UFJリサーチ&コンサルティング経済・社会政策部主任研究員。
目次
第1章 円の暴騰と日本経済(「時系列」でみた深刻な円高 「国際的な視点」でみた深刻な円高 ほか)
第2章 円高の原因は何か(為替レートとは何か 為替レートの3つの指標 ほか)
第3章 為替と経済政策を問いなおす―金本位制から固定相場制へ(経済政策における3つの手段 経済安定化政策と為替レートの関係 ほか)
第4章 為替と経済政策を問いなおす―変動相場制以降(円高シンドローム 「強い円が望ましい」という呪縛 ほか)
第5章 デフレと円高を止めるために何をすべきか(円高や円安は自然現象ではない金融政策とは何か ほか)
Amazonの説明文
「欧州危機、ウォール街デモなど、世界玉済は不安定になっている。そうしたなか私たちに最も大きな影響を及ぼしているのが円高・円安という円相場の動きである。円高は「輸出関連企業への打撃がある」「輸入品や外貨建て資産を安く買える」など、目前のメリット/デメリットに目がいきがちだ。しかし、その大本にはデフレと経済成長率の低下という、日本経済の「失われた20年」の根幹をなす問題が横たわっている。本書は、円のゆくえを主軸に、日本経済の過去・現在・未来を、緻密な分析から大胆に総括する。」
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