リスク=ボラティリティとは、投資対象の資産価格の値動きの幅の大きさのこと。
「投資経験が少ない個人がボラティリティをみないで投資をおこなうと、株式投資と外貨投資のリスクの差や、米ドル投資と豪ドル投資のリスクの差がわからず、リスクの差がとても大きいことを知らずに、いいかげんに投資対象を選んでしまいやすい」ことに注意が必要で、「その数値をみたときにリスクの高低がある程度感覚的につかめる」ことが大切であるとしています。
「金融リスクの管理能力を高め、投資で想定外の損失を被ることを避けたいなら、いまや、ボラティリティについて学ぶことが必須」と指摘しています。
吉本佳生氏の著書「確率・統計でわかる「金融リスク」のからくり 「想定外の損失」をどう避けるか』(講談社ブルーバックス、2012年8月)では、標準偏差(リスク)の計算結果として得られたボラティリティを「年率表示にする」とか、年率表示されたボラティリティを活用して「特定の期間での運用の想定最大損失を計算する」といった作業を解説しているとのことです。
吉本 佳生
講談社
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【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめに 金融リスクとは?
第1章 金融リスクを確率的に考える理由
第2章 短期投資のリスクシミュレーションーデイトレードをするなら、外貨か、株か?
第3章 リスクとリターンの基本関係
第4章 現実のリスクとリターンの正体
第5章 中長期運用のリスクシミュレーション
第6章 精度を高めた中長期のリスクシミュレーション/おわりに リターンよりリスクが大切
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