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2012年8月26日日曜日
米国で「金融×IT」への注目が高まっている
日経の2012/8/26付記事「「金融×IT」、ウォール街もう1つの挑戦 米州総局編集委員 藤田和明」より。
米国での、「金融×IT」という「金融機関自らがベンチャー企業の育成に参画し、フロンティアを広げる取り組み」を取材しています。
「フィンテック・イノベーション・ラボ」というニューヨークシティ・インベストメント・ファンドとアクセンチュアが主催している、大手金融機関とベンチャー企業を橋渡しするプログラムが紹介されています。
2012年度の登壇企業は、billguard、centrifugesystems、digitalreasoning、eidosearch、trueoffice、visiblemarket。
例えば、billguardは「クレジットカードの不正請求業者を見つけ出すIT(情報技術)処理が特徴で、ネット上の評判や書き込み情報を分析し、個々の利用客の請求書項目と照合」するサービスを提供する企業。
金融危機以降の①金融機関のコスト意識の高まり②金融を巡る情報量の爆発的な増加(取引の高速化、情報開示増、規制強化)③雇用面(金融に関わる技術の材ニーズは高まっている)が背景にあるようです。
シリコンバレーではなくニューヨークで立ち上がる企業も増えているようです。
電通国際情報サービスでは、2012/7/5付で「SIFMA Tech Leaders Forum & Expo 2012参加報告」が掲載されています。
SIFMA(Securities Industry and Financial Markets Association)主催の、証券業界を中心とした金融分野のITに特化した世界最大級のカンファレンスとのこと。
規制強化を背景に、リスク管理への注目の高まりがあるようです。
また、LEIの利用推進、OTCデリバティブ取引のCCPへの集約といったカウンターパーティリスク削減の流れの日本への波及が予測されています。
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