ポイントは2点。
1点目は、「バフェットの選択している銘柄は、「ロー・ベータ(Low beta)」と言われる、市場の平均よりも、リスクの低い株式が対象」になっているということです。「長期の投資においては、リスクの低い株式の方が、リスクの高い株式に比べ、リスク調整後のリターンは高いという結果」が出ているという研究結果が裏付けともなっています。
バフェットは投資信託(ミューチュアルファンド)のように、短期での運用成果にとらわれないためです。
(*業績がハイボラティリティーなハイテク株に投資せず、コカ・コーラやP&Gといった安定的な高収益企業を長期的に投資していることが要因していそうです。)
2点目は、バフェットがオーナーとなっているバークシャー・ハザウェイを通じて保険会社を保有しており、投資資金の調達先となっている点です。資金調達を保険、再保険という手法で行い、「険料を先に受け取ることで、低コストの資金調達が可能になり、アメリカ政府の短期資金の調達コストより、平均3%以上も低いという実績」となっているとのことです。「この資金でレバレッジをかけてさらにリターンを向上させることができた」と説明されています。
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