Google アナリティクス

Googleウェブマスター

2012年9月8日土曜日

JAL再上場 売り出し価格は低めに設定だが上場後の短期での利益確定売りに注意

2012/8/30「JALのIPOは個人投資家に不人気? 大型IPOのプラス面とマイナス面」のアップデートです。

WSJの2012/9/8付の記事「JAL再上場、売出価格は仮条件レンジ上限か」は、9/19に東京証券取引所に株式を再上場(IPO)する日本航空(JAL)の最大調達額約6600億円となる大型IPOの動向について報じています。

売り出し価格は、投資家を呼び込むため意図的に低く設定した3500~3790円という仮条件レンジの上限に近くなるとの観測が伝えられています。

「全体の購入者の5割から7割を占めるとみられる個人投資家の需要を喚起するため仮条件は低く設定されている」とのこと。
応募数は定数に達したもようであるものの、JAL株を買う多くの個人投資家が短期で利益を出そうとする可能性があると指摘がされています。
いちよし投資顧問の秋野充成運用部長の「長期で買おうとしてる人はあまりいないとは思うけど、ほとんどの人は1週間とか2週間のうちに益出ししようと思って買ってるんじゃないですかね」とのコメントが掲載されています。「燃料価格の変動や激しい競争、格安航空会社(LCC)の日本市場参入などに直面するJALは、2013年3月期の営業利益が前年度から27%低下すると予想」され、「長期的な妙味に欠ける」という面も指摘がされています。

一方で、「仮条件レンジ内のどの価格をとっても割安な価格となっているとみており、売出価格は3750円近辺になると予想」する見方もあるようです。
SMBCフレンド証券投資情報部の中西文行部長による、売り出し価格は「上限。筋肉質な企業体質、収益構造に生まれ変わり、収益も非常に伸びている。個人投資家に人気が高い」「今のマーケットの地合いもJALには追い風」とのコメントが掲載されています。

また、株式を売り出す企業再生支援機構の政治的な要因もマイナスと伝えられています。

フォローアップ記事:

2012/9/11 JALのIPOの公開価格は仮条件レンジの上限の3790円に決定



0 件のコメント:

コメントを投稿