Google アナリティクス

Googleウェブマスター

2012年9月25日火曜日

投資信託の保有コスト 信託報酬(運用管理費用)だけではなく、売買手数料等のファンド運営経費にも留意


日経の2012/9/23「投信の継続コストは運用管理費用だけではない?はじめての投資信託 実践編(4)」では、カン・チュンド氏により投資信託に掛かるトータルコストについて説明がされています。

投信保有に掛かる継続コストは、信託報酬(運用管理費用)だけではなく、ファンド運営に掛かる経費もあります。

記事では、「運用報告書」をもとに、JPモルガン・アセット・マネジメントが運用する、「JFアジア株・アクティブ・オープン」を例に説明がされています。
運用報告書の5ページに「1万口当りの費用明細」では、1万口当りの費用が、信託報酬111円、売買委託手数料17円、有価証券取引税12円、保管費用等8円の計148円となっています。
作成された2012年5月15日時点の基準価格13.621円の1万口分で、信託報酬は111円÷13621円=約0.8%と計算出来るということです。(年2回決算のため年間の信託報酬は1.6055%の約半分)

トータルコストは、売買委託手数料や有価証券取引税等も含め、148円÷13621円=約1.08%が半期で発生しており、年度ベースでは 1.08%×2=約2.16% の手数料率であるということです。
すなわち、年間約2.16%の「トータルコスト」が発生したものと推測でき、「このトータルコストを上回る名目リターンをあげない限り、ファンド保有者のリターンはプラスにはならない」ということになります。

*「JFアジア株・アクティブ・オープン」の運用報告書はJPモルガン・アセット・マネジメントのホームページ上で公開されています。
「JFアジア株・アクティブ・オープン」運用レポート

また、カン氏は、「1万口当りの費用明細」という表示のしかたは少々分かりづらいので、「パーセンテージでファンドの「トータルコスト」を開示するべき」であり、「投資信託の「お申込みメモ」、「運用レポート」、「運用報告書」などで、この年間トータルコストがパーセンテージで比較できるようになると消費者の利便性が増すと提言 しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿