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2012年9月11日火曜日

JALのIPOの公開価格は仮条件レンジの上限の3790円に決定


日経の2012/9/10付の記事「再上場の日航、時価総額6900億円 相場の先行き左右」では、売り出し価格が10日、仮条件レンジの上限の3790円に決まったと伝えています。
売り出し価格から算出した時価総額は6873億円となり、10日終値での航空各社の時価総額はライバルの全日本空輸(ANA)が6329億円、世界の大手ではシンガポール航空(約7800億円)、中国国際航空(約7200億円)などと大手の一角になります。

会社更生後のリストラで、収益力の強さが高評価になっています。2012年3月期の「売上高営業利益率は17%と6~7%のANAや中国国際を上回る」と、他社と比べて高い企業体質となっています。
収益力の維持がポイントで、
・格安航空会社(LCC)の台頭を受け、運賃引き下げ圧力
・合理化で切り詰めてきた人件費も2013年3月期は増加となり、13年3月期の営業利益は約3割減の見通し
・採算の良い国際線ビジネス客の獲得
と挙げられています。

JALの再上場を機に、日本株の活性化への期待と、一方で、「再上場後の日航株が低迷するようだと投資家心理を冷やし、相場全体の重荷になりかねない」と、日本株全体へ影響が大きいと伝えています。

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