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2012年10月21日日曜日

株式投資 利食いと損切りの売却タイミングを探る


日経ヴェリタスの2012/10/21号では、「「売り」を極める 株式投資 次に備える心得」として、正しい売り方に着目した特集になっています。
利益を確定する「利食い」も、損失を限定するために確定する「損切り」も、投資収益を安定させて投資を継続していくためには欠かせないが、実践するのは難しいとしています。

一定期間において購入から3ヶ月をタイムリミットとし、一定期間の全営業日で株式を取得したと想定、期間内に利益確定の基準を1%刻みで設定し(期間内に利益確定の基準に達しなかったら売却)、損益を平均した売買シュミレーションをした結果が紹介されています。
ボラティリティ(株価の変動性)は概ね30%を基準に高低を判別し、ボラティリティが高いものは'利食い急ぐな'で大きく値上がりしたところで利益を確定し(ボラティリティの高い11銘柄では良いパフォーマンスは32%上昇を利益確定の基準にした場合だった)、ボラティリティが低いものは早めに利食いをすることがシュミレーションの結果としては良かったようです。

損切りの心理としては、マイナスが出ているときに損失を確定出来ずに損失処理を先延ばししてしまう心理的な誘因があるため、塩漬けにしてしまうがちであることに関して、損切りの判断基準を設けるべきということです。
マーケットのプロでも損切りルールは必要で、「損切りこそが株式投資の究極の技術」と紹介されています。
損切りの方法としては、短期トレーディングでは、値下がりの数値的な基準を作り、下落率やテクニカル指標(例えば株価が移動平均線を下回ったら売却)によって損切りをする。長期運用では、株価の変動ではなく「企業価値の変化」を見て、購入後に企業価値が悪化したのなら株価に関係なく売却すべきで、当初の企業価値への見方が変わっておらず株価が下がったのならむしろ買い増しを検討することも考えられます。

(*本当は短期トレーディングの予定だったのに値下がりした時に長期運用へ心を切り替えるのは結局「塩漬け」にするだけですので、注意が必要です。)

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