記事URL: http://www.shinoby.net/2012/12/the-economist-3.html
The Economist 「The long road to recovery」
http://www.economist.com/news/finance-and-economics/21568742-long-road-recovery
内藤忍さんは、本チャートで金融マーケット、マクロ経済の動きをざっくりと見ることができるとし、それぞれのチャートで下記の事柄が読めると解説しています。
1.世界の国債の金利は低位で推移。ギリシャなどユーロ周辺国の国債金利も欧州中央銀行の対応を受けて低下
2.ユーロ圏の金融システムは相変わらず低調で問題先送り
3.先進国の中では、アメリカの経済成長が際立つ
4.アメリカの不動産価格は底打ちの兆し。失業率は低下してきているが依然高い水準
5.BRICsの成長率は低下
6.中国の株式市場は年末にかけて急回復
7.コモディティの価格は年間を通してあまり変化なし
8.さえない経済環境の中、投資家のパフォーマンスは好調
9.低金利環境で社債の発行が増加。投資家の資金も流れ込んでいる
加えて、
・マクロ経済の環境と資産運用のリターンは必ずしもパラレルではない
・先進国の成長率は低いままで、雇用環境も改善していないし、新興国の成長も鈍化
・先進国の株、新興国の株・債券はそれぞれ、年間で15%近いリターン(ドル建て)(チャート8)
・低金利の継続によって、世界的にお金の流れに新たな歪みが発生
・経済が低迷しているといわれる現状でも、世界を見渡せば、世の中にはたくさんのチャンスが転がっている
という内藤忍さんによるチャートの読み方が展開されています。
英『エコノミスト』編集部
文藝春秋
売り上げランキング: 323
文藝春秋
売り上げランキング: 323
0 件のコメント:
コメントを投稿