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2012年12月21日金曜日

ライツ・オファリング2件目のエー・ディー・ワークスは行使率95.7%で5億円調達に成功


株式会社エー・ディー・ワークスが、2012/12/20の適時開示にて「ライツ・オファリング(ノンコミットメント型/上場型新株予約権の無償割当て) による新株予約権の権利行使状況(結果)に関するお知らせ」を発表しました。
エー・ディー・ワークス(2012/12/20): https://www.release.tdnet.info/inbs/140120121220051590.pdf

*ライツ・オファリングは既存株主に新株予約権が付与され、新株予約権が別途上場されて売買される仕組みで、新株予約権を買った株主は新株予約権の権利行使をして増資資金の払込をすることにより新株として普通株式を取得します。

適時開示の文書によると、新株予約権の権利行使期間は2012年11月19日から2012年12月14日までで、新株予約権の発行総数は134,836 個でした。
権利行使期間中に行使された新株予約権の個数は、125,093個。権利行使割合(権利行使率)は92.8%となります。これにより、エー・ディー・ワークスは、当初仮定権利行使率で想定した65%を上回り、当初予定の3億5千万円を超える5億円の資金調達を行いました。

2010年に実施されたライツ・イシュー第1号のタカラレーベン(8897)は新株予約権の行使率95.7%でした。

*エー・ディー・ワークスの場合は、上場して流通していた新株予約権の株価と権利行使の金額が、一貫して、普通株式よりも低いという状況となっていました。つまり、新株予約権を購入して権利行使を行い、普通株式を取得して売却すれば利益が出るということです。これが、高い行使率となった背景の1つであると思われます。
私が観察していた限りですと、新株予約権の株価+権利行使価額と普通株式の株価には概ね3~10%程度の乖離がありました。ただ、普通株式は空売り禁止になっていましたので、新株予約権の権利行使から普通株式取得までの日数があり、その間の株価変動のリスクがあります。


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