花輪陽子・是枝俊悟著『大増税時代を生き抜く 共働きラクラク家計術』(朝日新書)が参照されています。
記事URL: http://diamond.jp/articles/-/28767?page=1
共働きの節税効果についての例が挙げられています。
夫の年収が900万円で、3歳以上中学生以下の子どもが2人いる家庭の場合、夫の年収が100万円増えた場合の「手取り」では51.72万円になる(所得税15.77万円、住民税7.72万円、社会保険料12.79万円が増え、児童手当12万円が減る)。
一方、専業主婦だった妻が100万円稼ぐとすると、住民税が4000円、社会保険料は雇用保険料のみの5000円で99.1万円が手取りになります。
年収900万円は、100万円年収が増えると児童手当が減る所得水準なので、差が大きく強調される結果にはなるようですが、夫の収入が増えても税金や社会保険料も増えますが、妻の収入100万円は扶養控除の範囲内でもあり、手取りで考えるとかなり有利となるのは確かです。
妻に収入があれば、夫が亡くなったり、病気で働けなくなったりした場合に、生活を立て直すことが容易であるとして、保険のような効果もありますし、生命保険料は節約出来るはずということです。
また、「共働きの最大の問題は妻の産休と会社復帰、さらに託児施設といった、子どもに関わる問題だ。これらは社会が対応する必要がある」と課題も提起されています。
【関連記事】
・2012/9/14 余計な保険に入らないのが家計に1番 「気持ちの問題」と「お金の問題」を分ける
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/09/blog-post_3015.html
・2012/8/19 「家計のバランスシート」「家計の損益計算書」を考えて投資を行うべき
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/08/blog-post_19.html
・2012/10/9 日本の給与 年収1000万円超は178万人 2500万円超は9万2千人は全体の2.2%も税金は給与所得税総額へ13.8%の貢献
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/10/22138.html
・2012/8/23 消費増税でも日本は増税・かなり突っ込んだ社会保障費の抑制が必要(伊藤元重教授の警告~2030年の日本の社会保障の制度について、年金の支給年齢引き上げ、医療費負担の増加、相続税増、高齢医療費改革、さらなる増税~)
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/08/blog-post_9924.html
花輪陽子 是枝俊悟
朝日新聞出版 (2012-11-13)
売り上げランキング: 13456
朝日新聞出版 (2012-11-13)
売り上げランキング: 13456
0 件のコメント:
コメントを投稿