Google アナリティクス

Googleウェブマスター

2012年12月9日日曜日

高成長続く東南アジア 有望な投資先は

東洋経済オンラインの連載'シンガポールで学ぶワールドクラスの投資法'での記事(2012/12/7)「投資対象を主要6か国に絞ろう 高成長続く東南アジア」では、東南アジアの国々の中で、具体的にどの国への投資を検討していくべきかについて解説されています。
記事URL: http://toyokeizai.net/articles/-/11998

本記事内容をもとに、東南アジアの投資先としての経済上の概観を見ていきます。
記事では、東南アジアの中では、インドネシア・タイ・マレーシア・シンガポール・フィリピン・ベトナムの6カ国が投資先としてお勧めされています。

一般的に、東南アジアは、
インドネシア
タイ
マレーシア
シンガポール
フィリピン
ベトナム
ミャンマー
ブルネイ
カンボジア
ラオス
東ティモール
の11カ国。
東ティモールを除いた10カ国はASEANという地域協力機構の構成国になっています。

*各国の詳細情報は日本アセアンセンターのホームページが参考になります。
日本アセアンセンター: http://www.asean.or.jp/ja/

連載記事では、インドネシア・タイ・マレーシア・シンガポール・フィリピン・ベトナムの6カ国とそれ以外では、「規模の面でも経済の発展度合いにおいても大きな隔たりがある」「GDPが日本の100分の1以下と非常に小さな規模の経済」「経済統計もきちんと整備されておらず、定量指標が入手できない項目もあり、きちんと評価すること自体が難し」いと指摘しています。
そのため、「経済規模が大きく、法制度もしっかり整備されていて、既に日本企業や日本人が数多く展開している6カ国から投資を検討」すべきということです。

ただ、6か国と一言に言っても、「国民1人あたりのGDPで見ると、日本を上回り、世界でも最も豊かなレベルにあるシンガポールから、1人あたりのGDPが1000ドル程度と、新興国の中でもかなり未発展の段階にあるベトナムまで、全く異なった経済レベル」にあるとのこと。

一般に、1人当たりGDPが3,000ドルを超えると人々の生活に必要な最低限の衣食住が足りるようになり、
自動車などの消費市場が急速に拡大すると言われています。
インドネシアは1人あたりGDPが3000ドルを越えたところ、マレーシアは、すでに発展途上国を卒業し、中進国の仲間入りとされる1人あたりGDP1万ドルを越えたところ、シンガポールは2011年の1人あたりGDPが4.9万ドルと、日本の4.5万ドルを超えています。
*参考 世界経済のネタ帳「世界の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング」
http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html

経済の発展度だけではなく、経済の構造も各国間で異なり、
シンガポールやマレーシア→GDPに占める個人消費の割合が低いが、輸出額が非常に大きい典型的な貿易立国
フィリピン→内需主導型の経済
といったような特徴もあるとのこと。

このように、個別にきちんと見ていく必要があるとして、記事では、「統合が進むことでヒト・モノ・カネが自由に動き始め、7億人という膨大な人口の新たな経済圏が生まれようとしているという、地域全体としての東南アジアは非常に魅力的ではあるのですが、具体的に投資を行っていくタイミングでは、各国の個別の事情を踏まえて、投資対象を変えて必要」があると解説がされています。

*なお、東南アジア地域を対象に広く投資するには、「iシェアーズ MSCIアジア新興市場指数ファンド」(02802)といったETFなどがSBI証券、楽天証券等で取り扱われています。

マネーの知恵(仮)関連記事:

・2012/11/30 フロンティア市場へ投資する海外ETFが登場 投資妙味を考える
http://money-learn.seesaa.net/article/304461469.html
・2011/7/19 BRICsから「グロース・マーケッツ(成長市場)」へ(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長 ジム・オニール氏)
http://money-learn.seesaa.net/article/215650534.html
・2010/12/28 BRICs、VISTA、NEXT11 、MENA とは
http://money-learn.seesaa.net/article/176427394.html

【関連記事】

・2012/11/8 注目の新興国 VIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/11/vip.html
・2012/9/5 新興国債券に注目集まる
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/09/blog-post_6633.html


0 件のコメント:

コメントを投稿