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2012年11月8日木曜日
注目の新興国 VIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)
DIAMコラム(2012/11/8)『VIPに注目する3つのポイント(1)~旺盛な購買力~』では、VIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)のVIP3ヶ国の生活面を中心に各国1枚ずつで紹介がされています。
PDFリンク:
http://www.diam.co.jp/news/report/report_marketcolumn/report_marketcolumn_detail/__icsFiles/afieldfile/2012/11/08/column_121108_2.pdf
VIPは、アジアのなかでも成長が期待されるベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、フィリピン(Philippines)の頭文字を合わせた造語です。
外務省が行った世論調査(2008年)での「重要なパートナー国はどこですか?」という問いに、ベトナムとインドネシアは日本を第1位に、そしてフィリピンも米国に次いで第2位にしており、どの国も日本との関連が深く、旺盛な消費パワーが感じられ、BRICsのように注目新興企業と言えそうです。
~ポイント~
ベトナム
・ハノイとホーチミン周辺には85%の人口が集中
・は1986年からスタートしたドイモイ政策は外国からの直接投資や、ODA(政府開発援助)が奨励されるようになるなど、積極的に外資を導入。これにより市場経済が導入され、その間に蓄えた金や株式による収入を消費に回っている
・2005年から2009年にかけての家電の市場シェア(小売売上高)の増加率は平均+19.6%と家電の普及が目覚ましい
・ベトナムの人々はひたすら貯蓄して一気に高額な消費に回す傾向があるようである
インドネシア
・ASEAN最大の人口を有する
・18,110の島々からなる。国土は日本の5倍だが、日本の3分の1の面積を持つジャワ島に、日本と同じ人口を抱える
・人口の9割弱がイスラム教
・日本食が人気があり、吉野家をはじめ日本企業の進出も多い
・2007年に外国資本の小売業参入が本格的に認められた(1998年に制限付きで参入が許可)ことで、外資系のコンビニチェーンなどの進出が加速
フィリピン
・11の大きな島を中心に、7,000以上の島々からなる
・人口の約9割がカトリック教徒
・英語が公用語で、海外で活躍する人が多く、海外からの送金は、フィリピンの貴重な収入源(海外からの送金はGDPに含まれない)
・最近のフィリピンは、コンビニとコーヒー専門店が多く見られ、スターバックスのアジア・太平洋地域での出店数は5番目に多い
・フィリピンは他の国以上に消費を楽しむ傾向。乗用車・パソコン・冷蔵庫(耐久消費財)の普及率はVIP3か国で1番高い
・ユニクロがアジアでシンガポールや、マレーシア、タイに次ぐ4カ国目の進出国としてフィリピンを選ぶなど、日本企業の積極的な展開が見られている
【マネーの知恵(仮)関連記事】
・2011/7/19 BRICsから「グロース・マーケッツ(成長市場)」へ(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長 ジム・オニール氏)
http://money-learn.seesaa.net/article/215650534.html
・2010/12/28 BRICs、VISTA、NEXT11 、MENA とは
http://money-learn.seesaa.net/article/176427394.html
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