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2012年11月28日水曜日
資産運用で失敗しないための心掛け(行動ファイナンスの観点から)
週刊ダイヤモンドの連載'山崎元のマネー経済の歩き方'での記事「個人が行動ファイナンスから学ぶ7カ条」では、個人投資家が
記事URL: http://diamond.jp/articles/-/28390
山崎元氏は、たびたび、行動ファイナンスの成果を金融機関が顧客に売り込むために「悪用」していると言います。本記事では、顧客側が行動ファイナンスの研究から得られる心構えについて解説がされています。
山崎氏より、「投資家の側よりも、金融商品の売り手の側で体系的に応用(顧客側から見ると「悪用」といってもいい!)されていることは、筆者が本欄でも繰り返し書いている。しかし、この研究は本来、投資家の判断上の弱点を教えてくれる点で、投資家の側でも役に立つはず」と指摘がされています。
7ヶ条のポイント
その一、「自分も含めて、人間は間違うと知る」
損得の上で合理的な計算と、「こんな感じがする」という感情は、しばしば違った結論をもたらすが、人は多くの場合、後者に引きずられがち
その二、「気休めのために売買しない」
多くの投資家が、過剰な売買による手数料コストのおかげで運用パフォーマンスを悪化させている
その三、「過去を将来に当てはめない」
運用においては、過去のデータを直接将来に当てはめることが間違いになる場合が多い。しかし、人は、自分の経験を「法則」のように考えたがる傾向がある
その四、「お金に色を付けない」
インカムゲインとキャピタルゲインは別々に考えてしまいがちだが、合計して損得を判断することが基本
その五、「自分の買値にこだわるな」
「自分の買値」は将来の収益率変動を左右する要因ではない
その六、「“絶対”にこだわらない」
「絶対」に元本割れしたくない、といった絶対(確率0または1)に対して、人は過大な評価を下し、不利な価格を甘受する傾向
その七、「お金と幸せを混同するな」
幸福感に対するお金の説明力は、大まかにいって、想像されるほど大きくない。お金を人生の「目的」だと勘違いしないほうがいい
・2012/9/2 30-40 歳代の「資産形成層」の金融面の特徴と顧客ニーズは何か
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/09/30-40.html
・2012/10/5 毎月分配型投信の購入と保有の理由を行動ファイナンスの観点から考える
http://moneyneta.blogspot.jp/2012/10/blog-post_1700.html
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