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2012年12月18日火曜日

海外ETFの活用方法とポートフォリオ【ETFカンファレンス2012より】

マネーの知恵(仮) 2012/12/18
・海外ETFの活用方法 具体的に何に投資し、どのようなポートフォリオを組むといいのか【ETFカンファレンス2012より】
http://money-learn.seesaa.net/article/308499793.html

(抜粋)
【モーニングスター朝倉社長「混沌の時代を乗り切る新しい資産運用法」による投資アイデア】
・特定の国や業種に大きく影響を受けない投資を考える。
→MSCIエマージングの国別構成比は、中国・韓国・ブラジル・台湾・南アフリカで約7割。
うち、韓国・台湾は26%の組み入れ比率があるが、ハイテク比率が高いので、先進国経済との連動性が高い(対先進国株式との相関係数は韓国 0.85、台湾 0.81)。
そこで、グローバル経済に比較的影響を受けない国の株式として、タイやインドネシアが挙げられる(対先進国株式との相関係数はタイ 0.76、インドネシア 0.76)
○ 新興国株式 → VWO(バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF)*米国株
○ インドネシア株式 → EIDO(iシェアーズ MSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド)*米国株

・中国は外需から内需型の経済成長へシフト
→MSCI中国の業種別構成比率は金融が37.4%となっているが、一般消費財等の内需を中心とした企業への投資比率を上げるのは、どうか。
○ 中国A株(一般消費財) → 03025(db x-trackers CSI 300 CONSUMER DISCRETIONARY INDEX ETF)*中国株

・新興国株式への投資も成長性の高い小型株を組み入れる
*ただし、小型株の方がボラティリティは高い

・債券は多様な種類を組み合わせる
→債券と一口に言っても、米国の債券種類では、米国アセットバック証券、米国モーゲージ証券、米国債、米国投資適格社債、ハイ・イールド債とさまざま。
○ 米国債券 → BND (バンガード・トータル・ボンド・マーケットETF)
○ ハイ・イールド債券 → JNK (SPDR バークレイズ・キャピタル・ハイ・イールド債券 ETF)

・他の資産との相関の低い「金」を組み入れる
→金は年率リターンで過去3年では12.9%、過去5年では8.5%。いずれの主要アセットクラスとの相関係数は0.5を下回り、低い。
金投資のメリットは、インフレに強い、信用リスクがない(有事の金)、ドルに対峙して動くので円高ヘッジとなる、株式や債券との相関性が低いという点。デメリットは利息や配当がつかない点。
○ 金 → IAU( iシェアーズ・ゴールド・トラスト)

また、海外ETFの優位性は、流動性の高さを反映してベンチマークとの乖離率が低い(トラッキングエラーが低い)という点と、エクスペンスレシオ(ファンドの平均資産残高に対する運用その他の経費の比率)が低いという点にあるということです。

【マネックス証券広木氏の海外ETFポートフォリオ】
広木氏は、ポートフォリオに組み込むのに軸となる代表的な海外ETFとして、
VOO :バンガード・S&P500 ETF
EFA :iシェアーズ MSCI EAFE インデックス・ファンド
VWO :バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF
BND: バンガード・トータル・ボンド・マーケットETF
IGOV :iシェアーズ S&Pシティグループ世界国債(除く米国)・ファンド
EMB :iシェアーズ JPモルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券ファンド
が紹介されました。
これに味付けとしては、
JNK :SPDR バークレイズ・キャピタル・ハイ・イールド債券 ETF
GSG :iシェアーズ S&P GSCI・コモディティ・インデックス・トラスト
IYR :iシェアーズ ダウ・ジョーンズ米国不動産インデックス・ファンド
あたりが良いのではと推薦。

低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー
朝倉智也
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2012年11月18日日曜日

フロンティア市場、エマージング債券のETFがSBI・楽天証券で取り扱い開始

SBI証券と楽天証券がフロンティアおよびエマージング(新興国)マーケットのETFの取り扱いを開始しました。
取り扱い開始は両社とも2012/11/15からとなっています。

・[FM]iシェアーズ® MSCI フロンティア 100 インデックス・ファンド 信託報酬 0.79%
http://jp.ishares.com/product_info/fund/overview/NYSEARCA/FM.htm?qt=FM
・[EEMS]iシェアーズ® MSCI エマージング・マーケット小型株インデックス・ファンド 信託報酬 0.69%
http://jp.ishares.com/product_info/fund/overview/NYSEARCA/EEMS.htm?qt=EEMS
・[LEMB]iシェアーズ® 現地通貨建てエマージング・マーケット債券ファンド 信託報酬 0.60%
http://jp.ishares.com/product_info/fund/overview/NYSEARCA/LEMB.htm?qt=LEMB
*リンクはブラックロックの商品概要ページ

「フロンティア」市場とは、新興国市場のさらに次に有望とされるマーケットで、中・低所得国で構成され、その資本市場は「先進国」や「新興国」と比較すれば多かれ少なかれ未成熟な市場です。

例えば、FM(フロンティア 100インデックス・ファンド)の2012/11/15時点での上位保有銘柄の国別内訳は
クウェート 31%
カタール 15%
アラブ首長国連邦 12%
ナイジェリア 12%
パキスタン 4.8%
カザフスタン 4.0%
オマーン 3.4%
アルゼンチン 2.9%
バングラデシュ 2.7%
米国 2.6%
となっています。
業種は金融が56.8%、電気通信が15.2%と金融と電気通信が大きな割合となっています。

シュローダーズのTalkingPoint(2012/6)ではフロンティア市場について解説されています。
PDF: http://www.schroders.co.jp/mt/p/pdf/marketreport/20120615/1417/FrontierMarket.pdf

シュローダーズによると、FMのベンチマークとなっているMSCI 指数によって定義されるフロンティア株式市場について、アジア、東欧、アフリカ、中南米、中東など広範囲の地域の中の26ヶ国の株式市場で構成され、中でも中東地域のウェイトが全体の約 6 割を占めると説明されています。 また、「フロンティア市場では、健全な経済運営を行っている中東諸国から、他地域に比べて未発達ながら高い成長を遂げているアフリカの国まで、その構成国の特徴は多岐にわたる」ということです。
MSCI指数では、「MSCI エマージング・マーケット指数」と「MSCI フロンティア・マーケット指数」は完全に区分されており、両方の指数に属する市場はなく、現在フロンティア・マーケットでも将来エマージング・マーケットへ変更というように、経済や市場の動向によって構成国は変わるものとなっています。

地域ごとに経済成長の背景(成長の源泉)については下記の通り。
中東地域: 原油からの収益を軸に、経済成長の多角化を進める。
アフリカ地域:中国からの投資により電力網の設置などインフラ整備が行われており、天然資源の採掘が進むと期待される。
アジア市域: 低い労働コストを背景に、新たな生産拠点として注目されている。
東欧地域: コモディティ関連の産業の成長が期待される。

フロンティア経済は、経済発展の初期の段階にあり、先進国経済や新興国経済よりも高い成長を遂げると期待されるともされますが、エマージング市場以上に不確実性が高いとも考えられます。
ただ、下記の点で投資魅力が説明されています。
・MSCI フロンティア ・マーケット指数の予想収益に基づく2012年4月時点での予想PER は8.3倍、MSCI ワールド指数の11.8倍や MSCI エマージング・マーケット指数の9.5倍に比べ、大きくディスカントされた水準
・グローバルな視点で投資を行う投資家の中でも、実際にフロンティア市場へ投資を行っている投資家は、まだまだ少数派で、国際投資家のエマージング株式への投資額が約 6910 億米ドルと見積もられているのに対し、フロンティア市場への投資残高はその 1~2%、110 億米ドル程度と推測され、「先行者利益」が期待できる。
・分散効果が高い。フロンティア株式は、MSCI ワールド指数や S&P GSCI 指数などに対し低相関を示す傾向にある。 フロンティア ・マーケット指数の構成する各市場間の相関も低い。 これは、各国の株式市場が、その国独自の状況によって変動する傾向にあるため
・フロンティア株式市場は、構成各国の経済水準と比べれば、著しく未成熟な状態にあるといえるが、フロンティア経済が世界の GDP の 4.4%を占めるに対し、株式市場のウェイトは世界の 0.4%に過ぎないため、上昇余力が大きい


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2012年10月12日金曜日

世界のREITのレポート/情報源の一覧と低コスト商品(ETF,投資信託)

世界のリート(不動産投資信託)を始めるリンク集では、世界のREITの情報収集に関する様々なサイトへのリンクの紹介や解説がされています。

「世界のリートについての有用な指標・情報源」では、主にアセットマネジメント会社から出されているレポートと主要な内容について紹介されています。
各社の情報ページへのリンクと本記事日(2012/10/11)現在の最新記事のリンクを貼っておきます。

・岡三アセットマネジメント 
http://www.okasan-am.jp/
REITデイリー情報
http://www.okasan-am.jp/market/reit/index.html
REIT マンスリーレポート
http://www.okasan-am.jp/market/r_monthly/index.html
2012/3: http://www.okasan-am.jp/market/r_monthly/pdf/reitm_20121003.pdf

・国際投資顧問
http://www.kokusai-am.co.jp/report/index.html
リート・マーケット・マンスリー|2012年9月号~豪州等で割安感を背景に堅調推移~
http://www.kokusai-am.co.jp/report/reit/2012/120914.pdf

・日興アセットマネジメント
http://www.nikkoam.com/fund-academy/market-library
グローバルREIT ウィークリー
2012 2012年年1010月第月第22週号( 週号(2012 2012年年1010月月99日発行): http://www.nikkoam.com/files/fund-academy/globalreitweekly/pdf/121009.pdf

・DIAM
http://www.diam.co.jp/news/report/index.php
リート・ウィークリーレポート2012年10月10日(週1回更新): http://www.diam.co.jp/news/report/report_reit/report_reit_weekly_detail/__icsFiles/afieldfile/2012/10/10/reitweekly_121010_1.pdf
リート・デイリーデータ2012年10月11日(毎営業日更新):
http://www.diam.co.jp/news/report/report_reit/report_reit_daily_detail/__icsFiles/afieldfile/2012/10/11/reitdaily_121011.pdf

・三菱UFJ投信
http://www.am.mufg.jp/market/report/index.html
国内リート MARKET MONTHLY  2012年10月: http://www.am.mufg.jp/market/report/pdf/jp_reit.pdf
海外リート MARKET MONTHLY  2012年10月: http://www.am.mufg.jp/market/report/pdf/ab_reit.pdf

・大和投資信託
http://www.daiwa-am.co.jp/market/index.html
マンスリーレポート
10月の投資環境見通し 世界の株式、債券、為替、REIT市場: http://www.daiwa-am.co.jp/doc/mktinformation/monthly/minfo_20121004_1.pdf

・三井住友アセットマネジメント
http://www.smam-jp.com/fund/top/1187400_1551.html
「個別のファンドの公式サイトですが、週次レポートが出されていて、そのうち「ファンドマネージャーコメント」の欄などは、読み応えがあります。」とのこと。
ウィークリー・レポート(平成24年10月5日): http://www.smam-jp.com/fund/pdf/128809w.pdf

・FNAR FTSE NAREIT US Real Estate Index(全米(全国)不動産投資信託協会)
http://www.reit.com/Default.aspx
「米国REITの代表的インデックスであるFTSE NAREIT US Real Estate Indexの数値を見ることができます。」とのこと。

REIT海外ETFについては、ブログ「初心者向けetf(上場投資信託)・インデックスファンド・海外etf入門」さんの記事「REIT海外ETF」で下記が紹介されています。
・Vanguard Reit ETF(バンガード・リート・ETF) MSCI米国REITインデックス  0.12%  アメリカのREIT100銘柄に分散投資します。
・i Shares(iシェアーズ) FTSE EPRA/NAREIT Asia Index Fund FTSE EPRA/NAREITアジア・インデックス   0.48% アジア・太平洋地域のREITに投資します。
・i Shares(iシェアーズ) FTSE EPRA/NAREIT Europe Index Fund FTSE EPRA/NAREITヨーロッパ・インデックス  0.48%  ヨーロッパ地域のREITに投資します。
・i Shares(iシェアーズ) FTSE EPRA/NAREIT Global Real Estate ex us Index fund FTSE EPRA/NAREIT世界不動産インデックス   0.48%   アメリカ以外の世界REITに投資します。
・i Shares(iシェアーズ) FTSE NAREIT Industrial/Office Index Fund FTSE NAREIT産業施設/オフィス・インデックス  0.48%  オフィスビル投資が中心のREITETFです
・i Shares(iシェアーズ) FTSE NAREIT Retail Index Fund FTSE NAREIT商業インデックス  0.48%  商業施設へ投資するREITのETF
記事URL:http://etf-kouza.blogspot.jp/search/label/%E6%B5%B7%E5%A4%96%EF%BC%A5%EF%BC%B4%EF%BC%A6%EF%BC%88%EF%BC%B2%EF%BC%A5%EF%BC%A9%EF%BC%B4%E5%9E%8B%EF%BC%89

楽天証券での海外REITに関わるETFの取り扱いは、下記がヒットしました。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/foreign/etf/lineup/#global_area
・LAER / リクソーETF MSCI EPRA/NAREIT アジア(信託報酬 0.65%)
⇒「FTSE EPRA/NAREITアジア(除く日本)」を通じ、アジア不動産セクターへの投資機会を提供
・IFGL / iシェアーズ FTSE EPRA/NAREIT 先進国(除く米国)不動産インデックス・ファンド(信託報酬 0.48%)
⇒FTSE EPRA/NAREIT先進国(除く米国)不動産インデックスへの連動をめざし、米国以外の不動産関連資産に投資
・IYR / iシェアーズ® ダウ・ジョーンズ米国不動産インデックス・ファンド(信託報酬 0.47%)
⇒ダウ・ジョーンズ米国不動産インデックスへの連動を目指します。不動産の保有・開発業ならびに不動産投資信託のサブ・セクターを含
・RWR / SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(信託報酬 0.25%)
⇒ダウ・ジョーンズU.S.セレクトREIT指数の価格と利回りに、経費控除前で、連動する投資成果を上げることを目標とします。売買回転率の抑制、トラッキングエラーの最小化、コストの低減を追求する運用手法をとる
・RWX / SPDRダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステート ETF(信託報酬 0.59%)
⇒ダウ・ジョーンズ・グローバル(除く米国)セレクト・リアル・エステート・セキュリティーズ指数の価格と利回りに連動


投資信託では、モーニングスターで検索条件を下記の通り検索したところ、該当は1件でした。
[信託報酬等]分類平均より小さい [購入時手数料率]0% [純資産総額]1000百万円以上
・eMAXIS 先進国リートインデックス
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2009102807

マネーの知恵(仮)関連記事:
・2012/7/12 長期の資産形成と自分年金の作り方を考える(1)
http://money-learn.seesaa.net/article/280414842.html
・2012/7/2 J-REIT投資の分配金と資産形成について考える(2)  -J-REITの分配金と株価のトレンド http://money-learn.seesaa.net/article/278575756.html
・2012/6/28 J-REIT投資の分配金と資産形成について考える(1)
http://money-learn.seesaa.net/article/277673639.html

2012年10月5日金曜日

日本の投資家の間で海外ETFが拡大している


日経(2012/10/4)スクランブルの記事「海外ETF活況が映す日本株パッシング 証券部 関口慶太」は、日本の投資家による米国上場のETFの購入比率が上がっていると、海外ETFの拡大を伝えています。

「米資産運用大手ブラックロックによれば、2012年8月末の世界のETFの純資産残高は1.57兆ドルとリーマンショック前のピークである07年末(7967億ドル)の約2倍」に、「商品本数は3291本と3倍近く」になっているそうです。世界的にETF市場は拡大の一途ということです。

例えば、日本株低迷の裏で、ASEAN諸国の株価指数は2012年の年初から10月4日までの上昇率上位はタイが27.7%、フィリピンの24.6%、シンガポールの16.2%となっており、先進国の相場に比べて値動きこそ荒いが、上昇していることも追い風のようです。

ETFの最大のメリットはコストの安さで、モーニングスターによれば、国内の投信の信託報酬は平均で1.49%だが、海外ETFでは1%を下回るものが多い。ブラックロックが取り扱うETFは最大でも0.99%だと説明されています。
「一定金額以上投資しないとコスト倒れになるが、当面保有し続けようという投資家にとっては妙味がある」と解説されています。(*現状ではネット証券であっても売買手数料は比較的掛かります。)

機関投資家においても「透明性のある価格と流動性へのニーズが台頭」しているようで、都市銀行や生命保険会社など金融機関が海外投資の一部に組み入れる動きもあるとのこと。