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2016年7月13日水曜日

ヘリマネ政策は歴史上どう評価されてきたのか?

【日経新聞】ヘリコプターマネーとは何か(5)貨幣発行、適度なら物価安定
【日経新聞】ヘリコプターマネーとは何か(6)デフレ不況を克服した高橋財政

より

果たしてヘリコプターマネー政策(中央銀行による国民に対しての直接的な貨幣供給)は、日本でも起こりうることなのでしょうか。一昔前なら笑い話になってしまうような政策だったかもしれません。しかし、ヘリマネにはデフレ脱却効果があると言われており、このまま日本のデフレ状況が続くくらいなら、、と政策実現の可能性も0ではないのです。

・過去の日本においても、戦前であれば1931年に蔵相に就任した高橋是清が金本位制をとりやめ管理通貨制度に移行し、日銀に国債の直接引き受けを行わせ貨幣供給量を増やし、世界恐慌による不況からの脱却を実現させた事例があります。この政策は海外の経済学者からも高い評価を集めました。

・しかし上記の政策には高評価ばかりがあるわけではありません。政府はデフレからの脱却後も主に軍費調達のために貨幣の調達を続け、日本経済を極端なインフレに追いやってしまいます。(高橋蔵相が1936年の二・二六事件で暗殺されて以降のことなので彼の責を問うのは酷な気もしますが、、、)

・当然日本以外にもヘリマネやその類似政策の事例は散見され、中には極端なインフレをもたらした事例もありますし、逆に適度な物価を安定させ、経済に好影響を与えたと評価されている事例もあります。当たり前の話ですが、極端に貨幣の供給を増やせば極端なインフレになりますので、経済の状況に合わせた適切な供給増加が鍵と言えるでしょう。

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