【日経新聞】巨鯨の影を追う投資家 GPIFの保有株に関心 より
現在、株式市場はイギリスのEU離脱投票のショック(Brexit)など悪材料が多く、割安株と思える株式の購入にも二の足を踏んでしまう方が多い状況です。そんな中、巨大プレイヤーであるGPIFの動向に関心が集まっています。
・7日に発表された6月第5週の投資部門別株式売買動向では、信託銀行の買越額が前週より83%増加した。その結果買越額は2282億円に膨らんでいる。買い越しが2000億円を超えたのは2016年になって初めてのこと。
・信託銀行の売買動向は、世界最大の機関投資家とも言われるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の動向を写し出すと言われており、Brexitによる相場環境の変化に対応して、GPIFがリバランスに動いた可能性が高いと言われている。
・GPIFは国内株式比率25%を基本ポートフォリオとしているが、6月末の株価急落によってその比率が21%程度にまで落ちており、そのリバランスのための国内株買い越しの可能性が高い。
・また、GPIFは保有銘柄などの投資内容を秘匿しており明らかにはしていないが、市場ではその銘柄を予測し便乗しようという動きが出てきている。GPIFの買余力は単独で5兆円、共済と合わせれば7兆円あると言われており、需要面で大きな支えになる可能性が高いため。
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