楽天証券からのリリース「海外株式の特定口座サービス開始! ~確定申告がぐんとカンタンになります~」より、2014年12月を目途に、海外株式の特定口座対応がされるようです。
海外株式の対象範囲は、米国株式、中国株式、アセアン株式、海外ETFで、また、大手ネット証券で初めて、「特定口座」でアセアン株式も取引できるようになります。
SBI証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券の主要ネット証券では、マネックス証券に続き、楽天証券も対応になりました。
マネックス証券:米国株特定口座
http://www.monex.co.jp/Etc/topbn/guest/G2700/gaikstk/tokutei_koza.htm
特定口座の開設により、個人投資家は下記のメリットがあります。
・面倒な損益の計算を楽天証券がお客様に代わっておこないます。面倒な為替の計算も不要
・「源泉あり」なら、確定申告が原則不要に
・特定口座内の国内株式や投資信託と損益通算が可能
一般口座では、個人投資家は自身で売買損益の計算をしないといけませんが、特定口座では、損益の計算は証券会社が行ってくれ、年間取引報告書という書面にまとめてくれます。
源泉徴収ありで、損益通算が不要なら、確定申告することも原則不要になります。
源泉徴収なしでは確定申告が必要ですが、年間取引報告書での損益を確定申告書に記載すればいいので、一般口座と比べると、大幅に手間が減少します。
楽天証券のリリースでは、下記のQ&Aも記されています。
・海外株式を特定口座で取引するにはどうしたらよいのでしょうか?→国内株式にて特定口座を開設していれば不要
・海外株式の配当金や分配金を受け取る際の配当金受取方法は選択できますか?→できない
・米国株式を外貨で決済した場合、税額を決める譲渡損益の計算はどのように行われますか?→円換算の損益
・2014年内に取扱い開始予定とのことですが、開始前の2014年内の取引は、特定口座として手続きされるのでしょうか?→特定口座開始日前にお買付なさった海外株式は、一般口座での預かり
・現地で徴収される税金も、海外株式が特定口座に対応することにより、損益通算されるのでしょうか。→配当金(分配金)は、現地にて配当課税されるが、現地で差し引かれた税額は損益通算の対象とはならない
・海外株式を特定口座で売却した場合、株式取得時から売却時までの為替変動について別途確定申告する必要がありますか?→必要なし
・特定口座内で保有していた株式の譲渡損益と「海外株式の配当金や分配金」とは損益通算は行われますか。→源泉徴収の区分により対応が異なる
・年間取引報告書に海外株式の譲渡や配当金や分配金は記載されますか?→源泉徴収の種類により異なる
・日本国内に上場する海外株式や海外株式扱いのETFの配当金は、特定口座内で損益通算が可能でしょうか?→登録している「出金先指定口座」に直接振り込まれる
・保有している海外株式に合併や株式分割などのコーポレートアクションが発生した場合でも、特定口座内で保有し続けることはできますか?→内容によっては、原則として一般口座に払い出した後、コーポレートアクションの手続きが行われる
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・マネーの知恵(仮)2014/10/18 楽天証券が海外株式の特定口座に対応へ
http://money-learn.seesaa.net/article/407356552.html
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