マネックス証券が創立15周年になったようです。
「2014年、マネックス創業15年目の年に、1999年から2014年までの15年間の軌跡を振返り、MONEXという企業の人格をご理解いただけるように記念誌を作成しました。」ということで、「未来をつむぐ Imagine the Future」という記念誌が公開されています。
マネックスグループ 記念誌紹介
http://www.monexgroup.jp/jp/company/15th/index
内容
MONEX 15周年を迎えて
特集1 未来の話 社員の妄想
特集2 今日までの話 実績/GLOBAL VISIONについて/漫画 STARTLINE
特集3 数字で見るマネックス 男女比/拠点別従業員数/育児休業復職率/メールマガジン数/セミナー回数&人数
特集4 広告で見るマネックス
特集5 歴史で見るマネックス
特集6 そとから見たマネックス
最後に
マネックス・グループの歴史や紹介とともに、「特集1 未来の話」として、2020年へのマネックスのプランの妄想が掲載されています。
「15周年を迎えたマネックスでは、2020年のマネックスの形を考える「MONEX 2020」プロジェクトが進行中です。これまでの常識にとらわれず、様々な部署のメンバーが実現したいプランを練っていくという取り組み。ここで紹介する“妄想”の内容は、これをさらに妄想して編集しました」ということです。
金融ビジネスの未来へのヒントがあるかもしれません。
内容は下記のようになっています。
妄想1「宇宙ステーションで株式取引スタート、マネックスがプラットフォーム提供」
様々な国や地域の宇宙飛行士が集まる宇宙ステーション。そこで採用されたのがマネックスの「全世界共通株取引プラットフォーム」だ。1つのシステムで複数の国や地域の取引所に発注が可能。火星居住者への提供も目指す。
妄想2「プロ野球チーム マネックスインベスターズ、設立3年で悲願の初日本一」
3リーグ制となったプロ野球。2017年に参戦したマネックス・インベスターズが、プレーオフを制して悲願の初日本一に輝いた。
妄想3「トレーダー御用達のウェアラブルデバイス、マネックスとJINSが開発」
いつでもどこでもマーケットにアクセス可能なコンタクトレンズをマネックスとJINSが開発。迅速に売買ができる点が多くのトレーダーの支持を集めた。ただ、興奮しすぎて冷静な判断ができなくなる顧客が続出したため、急遽オプションで「まぁ、茶でも飲んで落ち着けくん」を発売。バイブレーションと音声通知機能が付いた湯のみで、リラクゼーション効果が高いと、一部の顧客の間で話題になった。
妄想4「マネックス運営のインデックス、世界の個人投資家に浸透」
マーケットの動向を見るうえで欠かせない各種のインデックス。為替換算をして、世界の企業を並べて評価、組み込まれたインデックスが、世界の個人投資家から絶大なる信頼を得た。
妄想5「マネックス、パスワードやめました」
IDとパスワードの入力がネットセキュリティの基本だったのは過去の話。マネックスが口座開設から売買までの全フローに、独自開発した生体認証技術を導入した。マネックスのセキュリティのしくみを他のネットサービスも追随。業界のスタンダードになった。
妄想6「小学校の生活科で「お金」の授業、マネックスのノウハウを提供」
マネックスが子ども向けに行ってきた「お金のがっこう」で培ったノウハウと教材が評価され、小学校の生活科に、より本格的な金融の項目が追加された。6年生で仮想の株式会社の設立までするという内容で、経営について早くから頭角を表す若い起業家たちが激増して、「マネックス世代」の上場が相次いだ。
妄想7「ほっこりだけどためになる、お金の絵本の仕掛け人は・・・」
お金の話なのにほっこりして、なんだかちょっと泣ける。そんな絵本が人気だ。仕掛けたのはマネックス。人間の幸せのために存在する、本来のお金の姿が描き出され、大型ネット書店のアンケートで「次の世代にも読ませたい絵本」の1位になった。
妄想8「日本の金融機関で初、グローバルなコールセンターを設置」
トレードステーション(米国)とマネックスBOOM証券(中国)で日本株の売買が激増。海外のマネックス顧客向けにコールセンターを現地で設置した。
妄想9「寝ている間に億万長者!?脳波でトレードが話題に」
アルゴリズム取引が主流になった反動で、トレードの世界に 『自然派』 の流れが登場。究極の自然派として、 寝ている間のリラックス状態の脳波を解析してトレードするマネックスのツールが大流行した。寝ているだけで大きな利益を上げる人も出て、 自然派の投資家が増えるきっかけになった。
妄想10「あなたにぴったりじゃない運用を提案する機能が人気に」
個々のお客様の資産状況や許容できるリスクを分析して、最適な運用方法をアドバイスするマネックスの顧客向けツール。あまりにぴったりで思い通りの運用になるため、「もっとおもしろい提案が欲しい」との声が多数。ついに、「あなたに合わない運用」を勧める機能を実装して人気に。
妄想11「女性顧客獲得のカギはMONE'Sキッチン」
イケメン社員が日替わりで推奨銘柄と料理を紹介するオンライン動画。「MONE’Sキッチン」が女性に人気。番組を制作するマネックスでは、女性の口座開設が急増。口コミではオリーブ関連銘柄が多すぎるとネタになる。
妄想12「MIT Media Labからインスピレーションを受けてマネックスが開発、お気に入りのコンシェルジュがあなたの資産運用をお手伝い」
3Dレーザーを使い、世界中の好きな人物を専属の金融コンシェルジュにできるという画期的な技術が登場した。3D映像のコンシェルジュが目の前に現れて質問に答えたり、資産運用のアドバイスをしてくれる。まさにアメリカン・コミックのようなサービスがついに実現した
妄想13「オンライン証券初、全国縦断セミナー 47都道府県制覇」
ネットがどれだけ充実しても、実際に会って話をするコミュニケーションに勝るものは無い。マネックスが創業20周年を記念して全国縦断セミナーキャンペーンを実施。那覇で最終回をむかえ、オンライン証券で初めて47都道府県でセミナーを行う“グランドスラム”を達成した。
妄想14「引っ越し時の住所変更完了通知、ペーパレス化が進み そばが主流に」
顧客の引越し時に金融機関が送る住所変更完了通知。書面で届くのが常識だったが、マネックスとそば業界がタッグを組み、代わりにそばが届く粋な仕組みを実現した。ただし、「麺のびてるw」との口コミが相次いだため、マネックスはのびないそばの開発に着手。
妄想15「ふるさと納税、お返しは地元企業の株券で」
「ふるさと納税」の特産品プレゼントに、地元企業の株券が登場した。仕組みはマネックスが提供。故郷の自治体と企業の両方に貢献できるとあって、投資家の注目を集めた。
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