10月31日に国土交通省が発表した9月新規住宅着工数は8万5622戸でした。これは前年比で10%の増加であり、3ヶ月連続での増加です。
2016年の新規住宅着工数は1月から5月も前年同月比を大きく上回っており、日銀によるマイナス金利政策の影響が大きいと言えるでしょう。
季節調整済みの年率換算では、98万4000戸となり予定です。
ただ足元で不安な数字もあり、住宅の着工数は増加していますが、特に賃貸住宅市場なのでは着工数の増加ほどに入居需要は増えていません。春先の数字になりますが、例えば東京23区の2016年3月の空室率は33.68%と非常に高い水準にあります。
また、東京近くの神奈川県や千葉県などでも2016年3月の空室率は神奈川県(35.54%)、千葉県(34.12%)と高く、過去の最悪の水準にあります。
空室率の増加は地域にもよりますが、家賃の下落や不動産経営の難化へ繋がるかもしれません。
<参考>
9月新設住宅着工戸数は前年比+10.0%=国土交通省
相続対策でアパート建設を提案される前に知っておきたい空室率の上昇
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