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2012年11月13日火曜日

海外積立投資で年利10%!?マーケティング手法の是非

アブラハム・プライベートバンクが30代~40代に向けて海外積立投資の助言を行う「いつかはゆかし」というサービスが話題と波紋を呼んでいます。
金融資産1億円以上の会員コミュニティを謳うYUCASEE(ゆかし)や、富裕層に関するニュースサイトゆかしメディアを運営するアブラハム・グループ・ホールディングス(株)の子会社による投資助言業がサービス主体です。

いつかはゆかし
http://itsukaha-yucasee.jp/about/

市況かぶ全力2階建のポスト
・「いつかはゆかし」で「いつかはなくし」とならないためのライフハック
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65718413.html
・月5万円で1億円、アブラハム・プライベートバンクの海外積立「いつかはゆかし」の楽しみ方
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65716641.html

この「いつかはゆかし」について、NHNJapan執行役員でツイッターでは3万8千人以上のフォロワーがいる田端氏とアブラハムグループの高岡社長がFacebook上で激論をしています。
田端信太郎氏vs高岡壮一郎社長
2012/11/10: https://www.facebook.com/tabata.shintaro/posts/332880163476798

2012/11/11: https://www.facebook.com/SoichiroTakaoka/posts/459780040740143

議論の過程はFacebookのポストが公開されているので直接読むのが面白いのですが、発端は、田端氏(2012/11/10土)の「情弱層はなぜ「ゆかしファンド」でカモられるのか。」というポストに高岡社長が反応。「本人が降臨すると炎上する。だから今回のようにネットで反論したのは初めてです。踏み切った理由は、商談でお会いしたことある田幡さんなら信用できると思い、敢えて議論をさせていただきました」とのこと。

そして、翌日(2012/11/11)に高岡社長が「ソーシャルの時代、誰もがドヤ顔で間違ったことをネットで発言し、他人に大きな迷惑や損害をかけてしまうことがある」から始まるポストに、田端氏が「想定利回り10%」という見せ方をするマーケティング手法に疑問を呈することからまた議論が沸騰していきます。

サイト上は、「たとえば月5万円を積み立てると、期待年利10%で30年で1億円が手に入る」と記載しているのですが、30年間の期待年利10%での運用が見込めるというような見せ方にはなっています。「「想定利回り10%」を御社がさしたる根拠もなく謳っているにも関わらず、それを信ずるに足ると判断したと思われる層が、「いつかはゆかし」の顧客の多数派」であり、「「投資情報を正しく解釈し、合理的に振る舞うリテラシーが弱い」という意味で、「情弱」なのでは」ないかというのが田端氏の主張となっています。



















一方、アブラハムグループが運営する海外投資新聞というサイトでは、「いつかは ゆかし」に速攻で入会した人たちは何者だったのか?」(2012.11.08)という記事がアップされています。
記事URL: http://media.yucasee.jp/offshore-news/posts/index/176?oa=ymb6048
海外投資新聞の記事によると、「いつかは ゆかし」の会員属性は、
男性が88%
20代10%、30代50%、40代30%、50代10%
毎月積立額で一番多いのは「毎月10万円」、次いで「毎月5万円」
職種は、大半が会社員。業種は、マスコミ、金融機関、研究機関、公務員、医療機関、IT企業が多い
⇒マスコミや金融機関、研究員といった情報感度の高いこれらの職種に従事する人はいわゆる「情報強者」が顧客である、
とのコメントがされています。
*アブラハムグループが運営するサイトですから、事実上の記事広告とも言えます。


さて、海外積み立て投資ですが、日本で比較的知られているのは、
・ハンサード
・フレンズプロビデント
・スタンダードライフ
というものがあります。フレンズプロビデントは2012年8月10日でもって日本人の新規受け入れを停止と伝えられています。

下記のサイトなどを見る限りでは、アブラハム・プライベートバンクが「助言」するのはハンサードの購入を通じての積み立て投資だと推察されます。
*また、海外積み立て投資をきっかけにして、海外のヘッジファンドの個別商品についても「助言」サービスがされるのかもしれません。

ハンサード 初心者入門ガイド
http://hansard.mods.jp/page4.html
ヤフー知恵袋 【海外投資に詳しい方に質問です。】 海外オフショア積み立て投資を検討しておりま
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1276093782

(筆者コメント)
*「いつかはゆかし」をざっと読みますと、投資助言料は「積立残高の0.945%」で、「積立期間中は退会はできません、積立を完全に停止・解約し、助言対象資産(=積立投資残高)がゼロになった場合に退会」ということですので、契約が積み上がって相当期間が経過すればアブラハム社にかなりのストック収入が見込める秀逸なビジネスモデルであると見て取れます。
海外積み立て商品自体を購入する事自体はアブラハムとは関係なく、アブラハムは積立運用に組み込む商品を「助言」するだけの立場なのですが、積み立て投資をしている間に「商品選択は自分でやるから」と言うことで投資助言契約を解除できないかのような記載になっており、海外積み立て商品の継続と助言がセットになっているようにも読め、少々気になったところではあります。
*特に投資初心者の方は海外の金融商品の購入は国内の金融商品の購入以上に十分な検討をされますよう念のため申し添えます。

2012年10月29日月曜日

SBI証券 投信積立銀行引落サービスを開始 2012/10/31(水)より

SBI証券が、投信積立銀行引落サービスを2012/10/31(水)よりスタートします。
投信積立の代金を、自分の指定の銀行口座から毎月自動的に引落して買付ができるサービスです。
これにより毎月定額の積み立て投資をしたい人は、いちいち毎度毎度買い付けをしなくても、自動的に銀行から引き落としで行えることとなります。

SBI証券「自動引落でらくらく!投信積立銀行引落サービス開始!」
URL: https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_fund&cat1=fund&cat2=none&dir=info&file=fund_info_121029.html

SBI証券のホームページでは、下記のポイントが掲載されています。
1.投信積立のために証券総合口座へ入金する手間を省ける
2.お申し込みや設定変更はWEB上で完了(書類の郵送などの手間がない)
3.銀行からの引落日を選べる(毎月14日または27日(休業日の場合は翌営業日)のどちらかを選択)
4.金融機関は都市銀行5行を含め、地方銀行、信用金庫など合わせて222行(2012/11/1時点)222行から選べる
投信積立銀行引落サービスご利用可能金融機関:http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/fund/pop690_fund_tsumitate_bank.html
5.積立買付設定可能日は、毎月1日から27日および月末。1ヶ月間のすべての積立設定分が買付対象

個人投資家のブログでも同サービスの開始は好評に受け取られています。
・NightWalker's Investment Blog「SBI証券 投信積立銀行引落サービス開始」
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2012/10/sbi-4f4d.html
・梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー「SBI証券、投信積立銀行引落サービス開始。これは欧米でも珍しい」
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-2139.html

【関連記事】
・2011/2/13 ほったらかし投資術 インデックス投資実践ガイド 山崎元、水瀬ケンイチ/著
http://money-learn.seesaa.net/article/185718948.html
・2011/12/5 インデックス投資のメリット・デメリット ~「退屈」なインデックス投資
http://money-learn.seesaa.net/article/238891935.html
・2012/7/12 長期の資産形成と自分年金の作り方を考える(1)
http://money-learn.seesaa.net/article/280414842.html
・2012/7/12 長期の資産形成と自分年金の作り方を考える(2)
http://money-learn.seesaa.net/article/280577462.html
・2012/7/14 長期の資産形成と自分年金の作り方を考える(3)実際に行う際のいくつかの留意点
http://money-learn.seesaa.net/article/280870898.html

2012年10月22日月曜日

積立投資をすること意義は何か

Active Indexさんのブログ記事「積立投資にするべきか一括投資にするべきか」では、積立投資の効用について考えています。
記事URL: http://activeindex.blog101.fc2.com/blog-entry-41.html

積立投資は、自分に見合った金額で、一度自動積立を設定しておけばあとはコツコツと将来に向かって自分のお金を増やすべく投資を続けてくれるもの。

積み立て投資は、ドルコスト平均法による「時間分散」の効果があるとよく言われていますが、「ドルコスト平均法はエントリータイミングの分散による取得価格の安定化がそもそもの考え方であり、長期継続的な積立投資におけるリスクの低減や収益の向上を謳ったものではない」と説明をしています。
また、「お金を貯めてから投資しよう」ではなく、「積立投資は少額づつながらも少しでも早い段階から投資を行い投資期間を少しでも長期化しようとする行為」でもあり、積立投資をじっくり行うことで、まとまったお金がなくても徐々に投資の果実を得られるという効果も挙げられています。

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