12月16日の衆議院選挙投票日のテレビ東京の選挙特番「池上彰の総選挙ライブ」での池上彰さんの各政治家へのインタビューのするどい切り込みが話題になりました。
ニューズウィーク日本版でのコラム・Newsweek斜め読み「政治家を育てる質問」(2012/12/24)では、池上彰さんが「池上彰の総選挙ライブ」での姿勢について寄稿しています。
記事URL: http://www.newsweekjapan.jp/column/ikegami/2012/12/post-611.php
池上彰さんは、下記のようなコメントを掲載しています。
・党首や候補者への私のインタビューは、ジャーナリストとして当然のことをしたまでで、これに関する評価は面映ゆい
・いつも「いい質問ですね」が口癖の私としては、視聴者に「いい質問ですね」と言ってもらえる内容を目指した
・たとえばアメリカのテレビの政治番組なら、政治家に対しての容赦ない切り込み、突っ込みは当然のことで、日本なら「失礼な質問」に当たるようなことでも、平然として質問をしますし、質問を受けた側も、怒ることなく(怒ったら負けですから)、見事に答えます。そんな当然のことをやってみたに過ぎない
・質問に対する政治家各氏の反応はさまざま。怒り出す人、論点をずらして反論を試みる人、他党の例を出して誤魔化そうとする人、絶句する人----。期せずして政治家の性格やレベルが浮き彫りになった
各政治家へのインタビューでは、
自民党・小渕優子さんには
「お父さんが議員じゃなかったら、あなたは政治家にはならなかったのでしょうか?」
自民党幹事長・石破茂さんには
「自民党が勝ったんじゃなくて、民主党が負けたと言われていますが、石破さんどうですか?」
日本維新の会代表・石原慎太郎さんには
「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするから、石原慎太郎は暴走老人って言われるんですよ!」
YOUTUBE: http://www.youtube.com/watch?v=hAuyHPWGrkQ
日本維新の会・橋本徹さんには
「維新の会は党内の候補者に目が届いてるんでしょうか。」
「原発に厳しい意見を言っていたのに石原さんと組んだ瞬間に意見が変わってませんでしたか?」
YOUTUBE: http://www.youtube.com/watch?v=POhFP1YlE7U
無所属の鳩山邦夫さん(元自民党)には
「選挙区、昔東京でしたよね? 福岡に移ったのは、(鳩山家が大株主である)ブリヂストンの工場があるか
らですよね? 自民党に戻るんですか?」
公明党・太田昭宏さんには
「今回は、自民も民主も対立候補を立てなかったから当選できたのだと思いませんか?」
公明党・山口代表には
「今までは(自民が議席確保するために)公明の力が必要だった。今回の結果から見ると、もう公明の存在は
要らないと思われるのでは?」
YOUTUBE: http://www.youtube.com/watch?v=5k4dZBRaWuI
という切り込み。
さらには、千葉県16歳 高校生の質問「Q:公明党から出馬する人はみんな創価学会員なんですか?(高校生)」に対して「A:公明党は創価学会以外からも支持を受ける、創価学会の党ではないということを示すために学会以外の候補を立てることもあります」という直球の回答も。
*視聴者の国民の多くは「よくそれを聞いてくれた!」「よく言った!」と思ったのではないでしょうか。
私はそう思いました。「シンプルに」かつ「真剣勝負」だなと。
芸能ニュースのような政治報道が多い中、池上彰さんのようなジャーナリストがどんどん現れることが日本の政治をよくする上では必要なのかもしれませんね。
池上さん自身も、「政治報道に関わるジャーナリストが、「いい質問」を鍛え上げること。日本の政治を立て直すためには、ここから始めてはいかがでしょうか」と語っています。
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金融に関するニュースやブログ記事について紹介するブログです。
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2012年12月26日水曜日
2012年10月18日木曜日
金融の世界に必要な聞き手の理解を高めるフォーカス力と分かりやすく説明する力
内藤忍の公式ブログ(2012/10/17付)「資産運用の世界には、10人の「池上彰」さんが、必要だ」では、お金の話は素朴な疑問に、明快に答えてくれる人はなかなかいない中、池上彰さんの伝える力の分析をし、またその分かりやすく伝えることの重要性を説いています。
http://www.shinoby.net/2012/10/post-2779.html
(以下、メモ)
・「何が聞き手の興味のポイントなのかを絞り込むフォーカス力」
・「どんなコンテンツでも、かみ砕いてわかりやすく説明できる咀嚼(そしゃく)力」
・聞き手が何を知りたいかを熟知して、それにフォーカスしたコンテンツを入念に準備できている。先回りして、聞き手の興味を外さない。その上で専門家の視点ではなく、聞き手と同じ目線で説明をしていく。この方法なら、知識では勝っている専門家より、聞き手の理解を高めることができます。
・厳密性が求められる金融の世界では、「わかりやすい」よりも「正しい」が優先されてしまう傾向があります。日本人のお金に対する理解が進み、多くの個人投資家に投資について関心を高めてもらうためには、資産運用の世界にも「池上彰」さんが、10人くらい必要ではないか
・金融には正解はありません。円高になるのか、円安になるのかといっても、それぞれの可能性に理由があって、「絶対」は無いのです。しかし、絶対がないからといって、両論を併記しているのでは、コンプライアンス的には正しくても、説明された人には複雑でダラダラと長すぎて、すっきり理解はできません。
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