Google アナリティクス

Googleウェブマスター

2016年11月15日火曜日

日米金利差の上昇によりヘッジコスト控除後の米国債利回りがマイナスに(2016年11月)




国内債、為替を考慮した外国債券による債券利回りが低下し、インカム狙いの投資には厳しい投資環境が続いています。
三菱UFJ信託銀行2016年11月「バンクローン投資の魅力について」より、日米の利回り差、ヘッジコストの2016年11月足元のチャートが確認できます。
http://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u201611_1.pdf

2016 年2月以降、日銀のマイナス金利の導入により、日本の 10 年国債利回りはマイナスで推移している。 日米金利差は下記表の通り。
下記表は大統領選挙前までのものであるが、2016年11月中旬の足元では、トランプ氏の大統領選勝利により、米国金利が上昇している。



円金利の低下により、米ドルの対円ヘッジコストの上昇している。
下記表より1%弱だったヘッジコストが2016年以降、1%超まで上昇していることが分かる。


ヘッジコストの上昇により、ヘッジコスト控除後の米国債利回りの利回り水準はマイナスになっている。



為替ヘッジコスト控除後の外国債券利回りの低下等を背景に、投資対象の選択肢が狭まる中で、機関投資家を中心に利回り追求の動き (イールドハンティング)が活発化している。
一方で米国の利上げ観測がくすぶる中、変動金利型であり、通常の短期運用に比べて相対的に高い利回りが期待できるバンクローンへの投資が 2013 年頃から金融機関を中心に進み始めている。

0 件のコメント:

コメントを投稿